PAWTOPIA(パウトピア)|人も、犬も、本気で遊ぶ。愛知県岡崎市の大自然に囲まれたアスレチック・ドッグラン・ドッグカフェ
犬のしつけ・トレーニング方法

シニア犬になっても安心!生涯続けられる脳を活性化するトレーニング

「以前よりも寝ている時間が長くなった」

「呼びかけへの反応が少しゆっくりになった気がする」

「若い頃のように運動させても大丈夫なのだろうか」

愛犬が年齢を重ねると、このような変化に気づくことがあります。

体力が落ちてきたシニア犬に、無理な運動をさせる必要はありません。しかし、年齢を理由に遊びやしつけをすべてやめてしまうのではなく、体調に合わせた優しいトレーニングを続けることは、愛犬にとって良い刺激になります。

今回は、シニア犬の体に負担をかけにくく、自宅でも続けやすい脳を使ったトレーニング方法をご紹介します。

においを探す、飼い主さんの合図を考える、新しいことを覚えるといった活動は、激しく体を動かさなくても取り入れられます。

愛犬が「できた!」と感じられる時間を一緒につくりながら、いくつになっても楽しく学べる毎日を目指していきましょう。

1.シニア犬にもトレーニングが大切な理由

犬のトレーニングと聞くと、「おすわり」や「待て」を覚えさせる、若い犬のためのしつけをイメージする方も多いかもしれません。

しかし、犬にとってのトレーニングは、命令を覚えるためだけのものではありません。

飼い主さんの声を聞く、合図を見る、においを探す、どのように動けば褒めてもらえるかを考える。この一連の経験そのものが、犬の脳や感覚への刺激になります。

年齢を重ねても「考える楽しさ」は必要

シニア犬になると、若い頃に比べて走ったり跳んだりする機会が少なくなります。それに伴い、生活の中で受ける刺激も減りがちです。

だからこそ、体力を大きく消耗しない知育遊びや短時間のトレーニングを生活に取り入れてみましょう。

大切なポイント
トレーニングは、認知機能の低下を確実に防ぐ治療ではありません。愛犬が楽しみながら頭や感覚を使い、毎日の生活を豊かにするための習慣として取り入れることが大切です。

飼い主さんとのコミュニケーションにもなる

トレーニング中は、愛犬の表情や動きに自然と目を向けるようになります。

  • 今日は反応が早い
  • いつもより集中しにくそう
  • この動きは少しつらそう
  • おやつへの反応がいつもと違う

こうした小さな変化に気づきやすくなることも、トレーニングを続けるメリットです。

できたことを優しく褒める時間は、犬のしつけだけでなく、愛犬と飼い主さんの信頼関係を確かめる大切なコミュニケーションになります。

2.シニア犬のしつけで意識したい基本ルール

シニア犬のトレーニングでは、若い犬と同じ速さや運動量を求めないことが大切です。

目標は、難しい技を完成させることではありません。

愛犬が安心して参加でき、少し考えて成功し、楽しい気持ちで終われることを目指しましょう。

1回の時間は短くする

集中力や体力には個体差がありますが、最初は1回1~3分程度の短い時間から始めると負担を抑えやすくなります。

長時間続けるよりも、愛犬が「もう少しやりたい」と感じているうちに終えるのがポイントです。

調子が良い日でも無理に繰り返さず、短いトレーニングを一日の中で数回に分ける方法もあります。

失敗させるより成功しやすい内容にする

シニア犬のトレーニングは、難しさよりも成功体験を大切にします。

最初から複雑な課題を与えると、何をすればよいか分からず、犬がトレーニングに参加しなくなることがあります。

成功しやすくする工夫

  • おやつを見つけやすい場所に置く
  • 手の合図を大きく、ゆっくり見せる
  • 最初は一つの動作だけを褒める
  • 愛犬が慣れてから少しずつ難しくする

叱らずに褒めて伝える

反応が遅かったり、以前できていたことを間違えたりしても、叱る必要はありません。

年齢による視力や聴力の変化、関節の痛み、体調不良などが影響している可能性もあります。

できなかった行動に注目するのではなく、愛犬がこちらを見た、においを探そうとした、一歩近づいたといった小さな行動を見つけて褒めましょう。

シニア犬には、「正解を急がせるしつけ」よりも「安心して考えられるしつけ」が向いています。

足元と姿勢に配慮する

フローリングなどの滑りやすい場所は、シニア犬の足腰に負担をかけることがあります。

トレーニングを行う場所には、滑りにくいマットやカーペットを敷きましょう。

また、何度もおすわりや伏せを繰り返す練習は、関節や腰に負担をかける可能性があります。立ったまま、座ったまま、横になったままでも参加できる内容を選ぶことが大切です。

3.自宅でできる脳を活性化するトレーニング方法

シニア犬のトレーニングに、特別な設備は必要ありません。

愛犬が好きなおやつや普段使っているタオル、空き箱などがあれば、すぐに始められます。

ここでは、体への負担を抑えながら、嗅覚や記憶、判断する力を使えるトレーニング方法をご紹介します。

おやつを探す「ノーズワーク」

犬の優れた嗅覚を使って、隠したおやつを探してもらう遊びです。

最初は愛犬の目の前で、床に置いたタオルの上へおやつを置きます。「探して」などの合図を出し、見つけられたら優しく褒めましょう。

慣れてきたら、タオルの端でおやつを軽く隠したり、複数の紙コップのうち一つに入れたりします。

いきなり完全に隠すのではなく、簡単に見つけられる状態から始めることがポイントです。

注意
紙コップや箱を使う場合は、愛犬が素材をかじって飲み込まないよう、必ず飼い主さんがそばで見守ってください。

鼻や顔を手に近づける「タッチ」

飼い主さんが差し出した手のひらに、愛犬の鼻先を触れてもらうトレーニングです。

まず、愛犬の鼻から少し離れた位置に手のひらを出します。興味を持って顔を近づけた瞬間に褒め、ご褒美を与えます。

慣れてきたら「タッチ」という言葉を加えていきましょう。

この動きは激しい運動を必要とせず、立った状態でも座った状態でも練習できます。手の位置を少し変えることで、愛犬が考えながら顔を動かす優しいトレーニングになります。

左右を選んでもらう「どっちの手?」

左右どちらかの手に小さなおやつを握り、愛犬ににおいを嗅いで選んでもらいます。

最初は、おやつが入っている手を少しだけ開き、正解しやすくしてあげましょう。愛犬が鼻を近づけたり、前足で軽く触れたりしたら手を開きます。

慣れてきたら、両手を同じように閉じて挑戦します。

この遊びで大切なのは正解率ではありません。においを確認し、自分で選ぶ過程を楽しんでもらうことです。

知育玩具やパズルフィーダーを使う

フードをすぐに食べるのではなく、転がす、ふたを動かす、鼻で押すなどの動作によって取り出す知育玩具も、脳への刺激になります。

最初から難しいものを与えると、途中で諦めたり、無理に壊そうとしたりすることがあります。

簡単にフードが出る状態から始め、遊び方を理解してから少しずつ難しくしましょう。

食事量にも注意しましょう
食事の一部をトレーニングに使用する場合は、その分を一日の食事量から差し引きます。おやつやフードを使いすぎないよう、愛犬の体重や健康状態に合わせて調整してください。

よく知っている行動に新しい合図を加える

シニア犬に、いきなり新しい芸を覚えてもらう必要はありません。

すでにできる行動を利用して、新しい言葉や手の合図を加える方法があります。

例えば、飼い主さんの近くに来る行動に「おいで」という言葉を合わせる、目が合った瞬間に「見て」と声をかけるなど、普段の自然な行動から始めます。

愛犬が知っている動きを利用するため、成功しやすく、自信を持って参加できます。

聴力が低下している犬には声だけでなく手の合図を使い、視力が低下している犬には声やにおいなど、反応しやすい方法を組み合わせましょう。

4.安全に続けるために確認したい愛犬のサイン

シニア犬のトレーニングでは、予定していた内容をこなすことよりも、その日の体調を優先します。

昨日は楽しめた遊びでも、今日は気分が乗らないことがあります。

そのような日は無理に続けず、愛犬が安心できる場所でゆっくり休ませてあげましょう。

トレーニングを中止したいサイン

次のような様子が見られたら、いったんトレーニングを中止します。

  • その場から離れようとする
  • 顔や視線を繰り返しそらす
  • 体を動かしたがらない
  • 呼吸が荒くなる
  • 足元がふらつく
  • 急に座り込む、または伏せる
  • おやつを受け取らない
  • いつもより反応が鈍い

トレーニングの途中でやめても失敗ではありません。

愛犬の「今日は休みたい」という気持ちを受け止めることも、大切なコミュニケーションです。

行動の変化を年齢のせいだけにしない

夜中に歩き回る、昼夜が逆転する、慣れた場所で迷う、排泄の失敗が増える、家族との関わり方が変わるといった行動は、犬の認知機能不全などで見られる場合があります。

ただし、同じような変化は、痛み、視力や聴力の低下、体の病気、不安などによっても起こります。行動だけで原因を判断することはできません。

動物病院へ相談しましょう
「年齢のせいだろう」と様子を見続けるのではなく、これまでと異なる行動が見られたら、早めに獣医師へ相談してください。トレーニングは、病気の診断や治療の代わりにはなりません。

5.自然の中で愛犬の五感を優しく刺激しよう

脳を使うトレーニングは、自宅の中だけで行うものではありません。

草や土のにおいを嗅ぐ、風を感じる、鳥や木々の音に耳を傾ける、飼い主さんと一緒にゆっくり歩く。こうした自然の中での経験も、犬にとってさまざまな感覚を使う時間になります。

シニア犬の場合、ドッグランへ行ったからといって、必ず走らせる必要はありません。

愛犬のペースでにおいを嗅いだり、落ち着ける場所から周囲を眺めたりするだけでも、普段とは異なる体験になります。

PAWTOPIAで愛犬らしい過ごし方を

愛知県岡崎市のPAWTOPIA(パウトピア)は、自然の中で愛犬との時間を楽しめる施設です。

元気いっぱいに遊ぶ犬だけでなく、自然の空気を感じながら飼い主さんとゆったり過ごすことも、愛犬との大切な時間になります。

シニア犬と利用する際は、気温、地面の状態、混雑状況、愛犬の体調を確認し、無理のない範囲で過ごしましょう。

持病や関節の不調がある場合は、外出や運動の内容について、あらかじめ獣医師へ相談すると安心です。

まとめ|大切なのは楽しく考えられる時間

シニア犬のトレーニングで大切なのは、難しい技を覚えさせることではありません。

愛犬が自分で考え、飼い主さんに褒めてもらい、「今日も楽しかった」と感じられる時間をつくることです。

年齢を重ねたからこそ、若い頃とは違う穏やかな楽しみ方が見つかります。

短い時間でも構いません。愛犬の表情や体調に寄り添いながら、生涯続けられる優しいトレーニングを、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

愛犬と自然の中で穏やかな時間を過ごしませんか?

PAWTOPIAで、愛犬のペースに合わせた楽しいひとときをお過ごしください。

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※本記事は、一般的な情報を紹介するものです。愛犬の体調、持病、関節の状態、食事制限などに不安がある場合は、トレーニングを始める前に獣医師へご相談ください。

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